第六十六候 雪下出麦

 「それ」は あまりに小さく 弱々しい
 凍えきって みじめに震えている
 
 もう嫌だ もう嫌だ もう嫌だ

 叫ぶことさえかなわない
 忘れ去られ 闇の底に踞っている

 もう嫌だ もう嫌だ もう嫌だ

 光
 光の鞭
 闇を裂き 「それ」を打ち据える
 圧倒的な力

 疼く
 耐えかねて
 呻く
 身じろぐ
 仰ぐ
 
 光!
 
 「それ」は立ち上がる
 自分の血の匂いを頼りに
 
 「それ」は あまりに小さく 弱々しい
 だが
 もう震えてはいない



〜雪下出麦(ゆき わたりて むぎいずる)〜



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一陽来復、新玉の春でございます。
あけましておめでとうございます。
本当の春はまだまだ先ですが、ほんのほんの少しずつ、太陽が力強さを取り戻しつつある季節です。
一面の雪の下、麦の芽が春の準備をしている季節。
今年はどうか、穏やかな年になりますように。

海の旬は、エビなどなど。
山の旬は、慈姑(食べたこと、あったかなぁ)、金柑(初めて生で食べた時は感動しました)などなど。
年の暮れのスーパーは、お正月の準備をする人たちでごった返します。
カートいっぱいにあれこれ買い込んで、家族と賑やかに買い物をする人たちを見ると、「ああ、ご親戚が集まるんだな」「子供たちが孫を連れて帰って来たのかな」などと思います。
私の住む地域は、帰省客を迎える土地柄=田舎なので、年末年始は「人が大勢いる」というイメージなのですが、都会は逆に閑散とする季節なのでしょうか。
私の両親は共に末っ子ですので、盆暮れ正月にお客さんが来る家ではありませんでした。
そして家のお正月の風習も、特に受け継がれていないため適当です。
お正月料理は、黒豆(私が社会人になってから作り始めた)、きんとん(毎年、試行錯誤)、酢れんこん(私と父親の好物なので大量に)、煎り鶏(これもここ数年)、ニシンの昆布巻き、数の子とスルメの醤油漬け(この2品も皆の好物なので大量)ぐらいです。
自分たちの好きな物だけを作って並べています。
ただ、今年はもうすぐ引っ越すため、かなり手を抜きました(きんとん、昆布巻きは買ってしまった)。
お雑煮は関東風、なのかな。
すまし汁仕立てで、貝柱の缶詰を汁ごと使うのが我が家流かも知れません。
弟夫婦がチビ助を連れて帰って来たので、賑やかなお正月です。


新年、今年の目標を掲げたくなるのですが、いっつも「言ってみただけ」になってしまうので控えます。
ただ、もうイイ年ですので、体のメンテナンスをきちんとしようと思います。
(年の瀬に、軽く突発性難聴を発症してしまった。。耳の奥に水がたまっているような気持ち悪さ。。)


次回は1月6日「芹乃栄」に更新します。

 
 

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by bowww | 2015-01-01 14:59 | 七十二候 | Comments(2)
Commented by 高橋 at 2015-01-05 19:00 x
遅ればせながら、
新年明けましておめでとうございます。

いやぁもう昨年の残り2ヶ月は出張ラッシュ出張ラッシュ!!
何のためにアパートを借りているんだと言う程に、帰ってきませんでした(笑)

意中の子には会う時間がないから、出張先で電話越しにて想いを告げるも玉砕…完敗…大敗…。

そんな折、友人経由で「フリーの男性がいたらぜひ紹介してほしい!」って子がいるのだが高橋、どうする?
とまぁ凄いタイミングで凄い振りが(笑)
初めは承諾したのですが、数時間後に呑みながら自問自答しました。
完全に決着はついた。が、正直、まだあの子が忘れられない。振りきれていない。こんな中途半端で他の誰かを紹介してもらっても、自分の気持ちも相手への態度も中途半端になってはしまわないか?
相手は真剣、俺は…紹介?んんまぁいいけど…。
コレは駄目だろ…。
そんな結論に至り辞退しました。
我ながら馬鹿な性格をしているなぁ…とは思いますが(笑)
新年そうそう、自分語りが長く申し訳ありません。
Commented by bowww at 2015-01-05 21:13
高橋さま。

あけましておめでとうございます♪
ぱたりとご訪問が途絶えていたので、「これはきっとお仕事が大忙しなんだろうな」と思っておりました。
そんな大忙しの最中に…そうでしたか…。
確かに、そんな直後では、新しい方に会うのを躊躇ってしまいますよねぇ。
タイミングが良すぎたのか悪すぎたのか…。
ただ、お友達もすぐに高橋さんのことが思い浮かんだとするなら、「彼なら紹介しても恥ずかしくない」と信頼してのことだと思われます。
次回、もしそんな機会があったら、その流れに乗っかっちゃうのも良いかも知れないですね。
ちなみに私の弟は、似たような状況で渋々と飲み会に出掛けてみて、そのお相手と意気投合、トントン拍子で結婚しました。
私も嫁ちゃんが大好きです。
年も明けました。
大切な思い出は思い出のままに、チャンスがあったら出会いを広げてみるのも素敵だと思います♪


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