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漂流郵便局

高校時代からの一番の友人とは、今も手紙のやり取りをしています。
高校生の頃は、ありったけ一緒に遊んだ上にまだ喋り足りなくて、ほぼ毎日、手紙を交換していました。
今の子供たちなら、LINEでしょうか?
(ちなみに、私自身は未だに、LINEもその他のSNSも使いこなせないアナログ人間。。)
友人は絵が上手でセンスが良いので、いつも思わずニンマリしちゃうようなイラスト入りの手紙が届きます。
一方の私は絵心もセンスも皆無。でも、話したいことはあの頃とほとんど変わりないので、字ばっかりのボテボテ分厚い手紙を送りつけるのです。
(ブログも、やたらめったら長いですよね。。)
嫌がらずに読んでくれる、友人の変わらぬ優しさに感謝です。
「清明〜その2〜」の写真に写っているペーパーナイフは、その友人と鎌倉旅行に行った折、アンティーク屋さんで見つけたもの。
高校生にとっては高価な買い物でしたが、刃の表面の素朴で美しい細工に一目惚れしてしまったのです。
宝物の一つです。

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斎藤史の短歌が心に引っかかっていて、それから作り話が書けないかな、と考えていたところ、ネットのニュースで「漂流郵便局」の話題を目にしました。
瀬戸内海・粟島漂流郵便局。
届く筈のない相手への手紙を、代わりに預かってくれる郵便局。
もともとは、瀬戸内国際美術祭で現代アーティストの女性が作品として立ち上げたプロジェクトでしたが、反響が大きかったことと、「臨時局長」を任命された男性が受け継ぎたいと申し出たことで、今でも手紙を受け付けているそうです。
自分で書くとしたら、誰宛てにしよう。
私を可愛がってくれた祖父母や伯父伯母に、「お元気ですか」と送ってみたい。
昔お付き合いした方々には……いや、まぁ、特に言いたいことはないな。
…なんて、ちょっと楽しく想像しました。

昨年のちょうど今日、大切な方が亡くなりました。
その方へ手紙を…と思いかけたのですが、なんだかちょっと違う。
郵便局に預かってもらうだけじゃ、駄目なんです。
お返事はなくてもいいから、絶対確実に届いてほしい。
心から感謝していて、それを直接お伝えする術がなくて、一年たった今も途方に暮れているんだということを、どうにか伝えたい。
そんなことを思っていたら、「春風郵便局のハルばあさん」の話ができました。
残されたご家族の元へ、優しい花の風の便りが届くといいなと祈っています。

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急に暖かくなって、桜の蕾が一気にぷぅぅっと膨れています。
お花見の予定が狂ってしまう!
春はとにかく、気もそぞろです。



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by bowww | 2017-04-06 12:03 | 身辺雑記 | Comments(0)