カテゴリ:身辺雑記( 34 )

早起きのご褒美

生活のリズムが、世間の流れと4、5時間ほどズレています。
出勤は正午前後。帰宅は夜9〜10時。
仕事ですから仕方がない。
…と言い訳しながら、だらしないことに起床は朝の8時近くです。
お肌のためにも、早寝早起きが大切なのですが。。
ただ、秋の朝、目が覚めて青空なのが分かるとソワソワしてしまいます。
日の出が遅くなって、日の入りはストンと早くなって、冬がもうすぐそこまで来ています。
私の住む場所の冬は長く、凛々と寒いのです。晴天が続く程、空の底が抜けたように冷え込みます。
「今のうち…今のうち…」と訳もなく焦ります。
貴重なお日さまの温もりを、少しでも多く身の内に取り込んでおきたい。
たった一日で様子を変える風景を、少しでも多く見ておきたい。
急かされて、自分にしては珍しく早起きをして、家の周りを散歩してきました。
露に濡れた足元の草花が、とても綺麗でした。
これはニラの花。
とても可憐ですが、天ぷらにすると美味しいそうです。風味が良いのでしょうね。

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春は花に浮かれ、秋は光に急かされます。
もし一生を四季に例えるなら、私はちょうど秋の辺りに居るのだと思います。
穏やかな日の光を欲しがり、冴え冴えとした月の光に憧れて、それらの翳りに少々びびったりして。
迎える冬を、ほんの僅かでも豊かに過ごせるように、体にも心にも栄養を蓄えておきたい。
…あ、体には蓄えは必要ないですね、冬眠はできない生き物ですものね。。



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by bowww | 2015-10-12 22:04 | 身辺雑記 | Comments(2)

ドングリころころ

クヌギのドングリ、そろそろ地面に転がっている頃かな…と思って行ってみると、ありました。
あちらにもこちらにも転がっています。
カメラを向けている間にも、風に吹かれてポッツン…!ポッツン…!と落ちてきました。
落ちたてほやほやのドングリ坊やを見ていると、どうにも我慢がならずに、幾つかポケットに詰め込んでしまいました。
つやつや綺麗な色だなぁ。全き形だなぁ。
仕事机の上に転がして、時々、くりくり撫でさすって一日楽しみました。
子供が宝物にしたくなる気持ちが、よく分かります。
…でも、私は大人になってしまったので知っているのです…。
暫くすると、ウニョウニョした虫たちが殻を食い破って出て来ることを。。
オソロシイことになる前に、土に返そうと思います。


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一目見て引き込まれる写真と、胸にころんと転がる結晶のような言葉。
素敵な作品を、ブログでも展示会でも発表され続けるhiyoさん。
ご縁があってお知り合いの隅っこに加えて頂いているのですが、エキサイトブログ「今週のピックアップブロガー」に取り上げられておられました。

写真も言葉も貴重ないただきもので、猫がいなければ猫は撮れないし、人に出会わなければ言葉は生まれないのです。ですから、見聞きしたことに加えて、その時に感じた目に見えない何かにも感謝や畏敬の気持ちを込めてお伝えできればと願っています】

インタビューに答えられたhiyoさんの言葉です。
胸がじんわりあたたかくなります。
鼻の奥がつん…とします。
やっぱり素敵な方だなぁ…。
…なぁんて思っていたら。
「好きなブログ」という項目に、私の拙いこのブログも挙げて下さっていました。
今日は更新もしていないのに、訪問して下さる方が多いなぁ(普段は本当に日に数人…)。カウンターが狂っているのかしらん…と思っていたのですが、hiyoさんのインタビューを見た後に、覗いて下さった方々だったのですね。
まだ仕事中だったのですが(ごめんなさい)、カァーッと赤面してしまいました。
とてもとても嬉しいです。
hiyoさん、ありがとうございます。身に余る光栄です、本当に。
そして、辺境の地のような当ブログに足を運んで下さった皆様、ありがとうございます。
ほんの僅かでも楽しんで読んで頂けたとしたなら、とても幸せです。


二十四節気の作り話、次回は8日「寒露」に更新予定です。
間に合うかしらん。。


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by bowww | 2015-10-04 21:50 | 身辺雑記 | Comments(2)

スーパームーンのこと

勤務時間中ではありましたが、ちょうどぽっこり時間が空いたので、会社の窓辺でスーパームーンの登場を待ちました。
東の山の端を、光の筆でさっと一はけ。雲の縁も染まります。
いよいよかしらんとワクワクするも、雲が邪魔してなかなか姿が見えません。
痺れを切らして仕事に戻ろうとしたとき、一際濃いオレンジ色の光が垣間見えました。
スーパームーン、堂々の登場。
本当にでっかい!
健康に育った卵の黄身のような色(ちょっと美味しそう)。
群青色の磨りガラスのような夜空に、まるで芝居の書き割りのように浮かんでいました。
これだけ大きければ、ウサギも好き放題、飛び跳ねられるでしょうね。

そして今は月点心。
群雲が結構なスピードで西から東へと流れていきます。
僅かな隙間を狙って撮ってみた写真です。
チャンスを窺って空を見上げていると、雲ではなく、月が滑るように動いて見えました。


 天空を行く帆船。
 生まれたての風が耳を掠める。

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「秋分」のお話後編、もう少しだけ、いじりたいと思います。
長月が終わるまでには!

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by bowww | 2015-09-28 23:25 | 身辺雑記 | Comments(0)

絵本館のこと

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先月、安曇野にある小さな絵本館が長期のお休みに入りました。

「大人になってしまった人たちが、かつて子供だったことを再認識する場に」。
開館から四半世紀、緑深い林の中に静かに佇む絵本館です。
海外の作家を中心に、上質な絵本とその原画を紹介してきました。
少しダークな、陰影の深い絵本が多かった気がします。
日本の作家では酒井駒子さんの企画展が印象深く、ビロードのような画面が素敵でした。
ガブリエル・バンサンの描く絵本は、線だけで豊穣な世界が広がっていました。
自分の知らなかった絵本に出会える楽しみはもちろんでしたが、何よりもオーナーご夫妻とのお喋りがお目当てでした。
訪れる度に、「ああ!いらっしゃい」と歓迎して頂きました。
館内をゆっくり巡って作品や絵本を眺めた後は、奥さまが淹れて下さるコーヒーを飲みながら時間を忘れてお喋りしました。
館長さんは私の父親とほぼ同年代。なのに、いつも大きな瞳がキラキラとして若々しいのです。
奥さまは柔らかな雰囲気で聞き上手。エネルギッジュな館長さんと呼吸がピッタリです。
お二人に甘えて、世間話からちょっとした悩み事まで、取り留めなく聞いて頂きました。

絵本館を大切に思い、休館を惜しむ人たちが全国からやって来て、休館前の1ヶ月ほどは特にお忙しかったようです。
そして皆さん一様に「再開を待ってます」と言い置いていかれたそうです。
お二人は初めての「夏休み」を取って、のんびり旅行を楽しまれるとのこと。
今後のことは帰って来てから改めて考えるとおっしゃっていました。

駐車場に車を停めて深呼吸して、アプローチを辿って、少し重い扉を開けて、もう一度深呼吸。
とびきり上等な空気です。澄んだ冷たい水を飲むような。
帰り道はいつも満ち足りて、素直に「よし、また頑張るか」と思えるのです。
ちゃちな言葉になってしまうかも知れませんが、絵本館は私にとっての「パワースポット」。
思い浮かべると心がフワッと膨らむような、宝物のような場所を知っているだけで、私はちょこっとだけ強くなれます。
私、お金も才能も知恵も恵まれた容姿もない、ないない尽くしなのだけれど、「人の運」にだけは恵まれているのです。
いつでも必ず、手を差し伸べてくれる人や背中を押してくれる人がいます。
なので一度繋がったご縁は、さもしいほど手放しません。
絵本館のお二人と出会えて本当に良かった。
いつか恩返しが出来ますように。


猛烈に暑い日が続きますね。
作り話は8日に更新予定ですが、脳みそがお味噌汁になりそうなので、甚だ心許ないです。。
皆さんもご自愛くださいませ。



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by bowww | 2015-08-02 17:59 | 身辺雑記 | Comments(0)