カテゴリ:番外編( 6 )

秋の忘れ物

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今年は山のドングリがとても不作だったせいで、熊がたくさん里に降りて来てしまいました。
今年ほど熊のニュースが多かった年は記憶にありません。
それがここ10日あまりで、ぱたりと途絶えました。
お腹を空かせたまま、冬眠に入ったのかなぁ。
捕殺された熊はみんな、ガリガリに痩せていたそうです。
お母さん熊や子熊は、冬を越せるんだろうか。
襲われて大怪我を負った人がいる以上、そして山の中を駆け回って熊を探す猟友会の人たち(高齢化が進み、鉄砲を打てる人たちは皆おじいさんです)のことを思うと、ただ単純に「熊が可哀想」とは言えないのですが…。
お腹が空っぽのまま、冬眠するのは辛いだろうなぁ…。

ドングリを見ると拾いたくなります。
子供の頃、袋一杯拾って来て暫く置くと、小さなニョロニョロ虫がわらわらと出てきて、「ひぇ〜〜!」となったものです。
なので今は見つけても、眺めたり、手に持ってみたりして楽しむだけ。
持ち帰りません。


  小さな手の ひらにひとつ
  古ぼけた木の実 にぎりしめ
  小さなあしあとが ひとつ
  草原の中を 駆けてゆく

  パパとふたりで 拾った
  大切な木の実 にぎりしめ
  ことしまた 秋の丘を
  少年はひとり 駆けてゆく

   「小さな木の実」作詞:海野洋司 原曲:ビゼー「美しいパースの娘」


この曲を口ずさむと、鼻の奥がツーンとします。
…うちの父はうるさいくらい健在なのですけれども。




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by bowww | 2014-11-25 20:52 | 番外編 | Comments(2)

11月20日 きょうの空

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  あの町この町 日が暮れる
  日が暮れる
  いま来たこの道 帰りゃんせ
  帰りゃんせ

  お家がだんだん 遠くなる
  遠くなる
  いま来たこの道 帰りゃんせ
  帰りゃんせ

  夜空に夕べの 星が出る
  星が出る
  いま来たこの道 帰りゃんせ
  帰りゃんせ

      作詞:野口雨情 作曲:中山晋平



童謡・唱歌の類いが好きです。
よく口ずさみます。
同年代の人たちはほとんど知りません。
私が口ずさんでいると、「…年齢詐称してる?」と怪訝そうです。
どうしてだろ、昭和というよりもむしろ大正時代(〜第二次世界大戦)の頃の方が、自分のメンタリティにしっくり来るような気がしてなりません。
…なんていうと、そこはかとなくレトロかつ上品な雰囲気が漂いますが、要するに、アップテンポな音楽についていけないだけなのだと思います。
子供の頃から母親に、「…どうしてoriは、盆踊りでもワンテンポ遅れるのかしら」と呆れられていました。
ライブに行って本人はノリノリで手拍子を打っているつもりでも、同行した友人たちから「…なんかビミョーにずれてる…」と指摘され続けています。
音楽を聞くのも歌うのも大好きなのですが…。
音感、特にリズム感が壊滅的にダメなのです。。
故に、ゆったりとして単純な童謡のリズムと、古めかしい歌詞が心地好いのでしょう。
ふとした時の気持ちを口ずさむと、懐かしい童謡になります。
私、老人ホームの慰問に行けば、きっと重宝されますね。

秋の日は釣瓶落とし。
最近は午後四時半になれば、日が暮れます。
写真は、放置された柿と夕焼け空。
晩秋の夕暮れは、お家が恋しくなります。
家に待っていてくれる人が居るというのは、とても幸せなことですね。
なんでもない日常ですが、有限であることが分かっているだけに、とてもとても貴重に思えます。

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by bowww | 2014-11-20 20:52 | 番外編 | Comments(0)

三日前の月夜

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満月の前の夜の月。十四夜、かな。
6日の夜に撮りました。
薄い雲が一面に空を覆っていたのに、月の光があまりに強くて、なんだか明け方のような明るさでした。
雲の様が面白くて。(月そのものは思いっきり滲んでいますが。。)
コーヒーに垂らしたミルクが一度沈んで、モアモアと浮かび上がってくるような。
明かりのない場所でも、相手の表情が見えるような月夜でした。

  月天心貧しき町を通りけり 与謝 蕪村 
  やはらかき身を月光の中に容(い)れ 桂 信子

月が空の天辺・真ん中に来るのが「月天心」。
蕪村の句を読んだとき、月が慎ましい町や村を照らしながら通り過ぎていく図を想像しました。
そして、アンデルセンの「絵のない絵本」を思い出しました(貧しい絵描きに、お月さまが話しかけてくれるという物語)。
でも、大岡信さんの解釈によると、作者自身が月光を頼りに貧しい町を通り抜けていく、という句なのですね。
月明かりに照らされる景色に変わりはないけれど、天上から俯瞰していた視点が、一気に地上に引きずり下ろされたような気持ち…。
桂信子の句は、女性にしか表現できない情感を、的確に豊かに掬い上げているので好きです。
上品なのに艶っぽい。憧れます。

寒くなるほど、月や星の光が冴えてきますね。
冬の夜空は豪奢です。
…寒くて長い時間は見上げられないけれど…。



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by bowww | 2014-11-08 22:26 | 番外編 | Comments(0)

10月4日 きょうの空

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大好きな喫茶店に行って、ちょっとご無沙汰していた方々と挨拶を交わして、家に戻る途中。
少しどぎついくらいの夕焼け雲。
台風が近づいているせいでしょうか。
振り返ると、うるうるに潤んだ半月が浮かんでいました。
台風、大きな被害が出ませんように。

ずっと会社の中に居る仕事をしているせいで、時々、外の人と無性に会いたくなります。
ほんの数年間、外に出ていろいろな方のお話を聞く仕事をした際、自分で思っていた以上に「ヒトナツコイ」性格だったことに気がつきました。
…いや、知識と経験のなさを、愛想でカバーしようとした結果でしょうか。
話をするのも聞くのも大好きです。
なので、今日は良い一日でした。




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by bowww | 2014-10-04 18:08 | 番外編 | Comments(5)

9月10日 きょうの空

撮りたての空。
崩れる寸前の雲です。
秋の風物詩の鰯雲は、お天気が崩れる前兆なんですよね。

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昨日、また一つ年を重ねました。
諸手を挙げてはしゃげるトシではないのですが、親しい人たちから「おめでとう」を言ってもらえると、やっぱりジンワリ嬉しいものです。
スーパームーンの満月と重陽の節句が重なって、能天気におめでたい感じ。
うまずたゆまず。
できるかぎり誠実に(でも、イジワル心も忘れずに)。
毎日を過ごしたいと思います。


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by bowww | 2014-09-10 10:46 | 番外編 | Comments(4)

きょうの空

ずっと雨ばかり。
梅雨よりも雨が多い夏の終わりですね。
僅かな青空が嬉しくて、ちょっとだけ番外編。
とは言っても、実は天気雨が降っていました。
8月最後の日の空です。
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菅原一剛さんという写真家さんがいます。
ほぼ日で「写真がもっと好きになる。」という連載がありました。
写真の魅力や撮り方の基本を、とても分かりやすく誠実な言葉で紹介してくれているので、大好きなコーナーでした。
菅原さんは2001年から毎日の空を撮影して、ご自身のHPで公開しています(本にもまとまっています)。

 それは、日常の上にある「光としての空」を意識するために、
 写真には、日常が営まれる大地を入れ込んで撮ることに決めました。
 (中略)
 「今日は暗いなぁ」と感じる空であっても、
 昼間であれば、かならずその空は写ります。
 そうなのです。
 写るということは、そこに光があるという大きな証明です。
 特に、どんよりとした曇り空の下では、
 そのことを知るだけでも、
 鬱ぎ込んでいた気持ちが少しだけ
 軽くなったように感じられるから不思議です。
 〜「写真がもっと好きになる。」から


少しでも明るい方へ、光の方へ目を向けたい。
…と、思っています。
もしかしたらこの先、そんな呑気なことを言っていられない日が来るかもしれません。
私はまだ、本当に本当に辛い目に遭ったことがないだけかもしれません。
ニンゲン、本当に打ちのめされたときには、空を見上げる気力さえなくなっちゃうと思う。
それでも「そこに光がある」ということも紛れもない事実なのですよね。
忘れたくないなぁ…と思います。

そうは言っても、曇天と雨空にはヘキエキしております。。


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by bowww | 2014-09-01 00:10 | 番外編 | Comments(0)