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梅雨明け、いつ?(大暑)

寝ても覚めても 同じ空
千回万回 日が巡り 月が満ち 星が逝く
崩れてなお
褪せぬ夢

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二千年前の青空蓮ひらく   太田土男


一昨年の蓮畑が、ぐんとスケールアップしていてビックリ。
みっしりと見渡す限りに蓮の花…と言いたいところですが、日がだいぶ西に傾いた頃に行ったため、当然、花は閉じていました。
キュッと堅く閉まった蕾たちが夕風にフラフラ揺れて、大きな葉がガサコソと騒いでいました。
畦道を歩けば、人影に驚いたカエルたちが一斉に水に飛び込みます。
一際大きな水音がするのはトノサマガエルですね、きっと。
ランドセルを背負ったままの男の子が、近くの水路で何やら捕まえようとしていました。
こちらに気がつくと、ちょっときまり悪そうな顔をして駆けていきました。
帰り道で道草を食っている子を見かけることも、最近はめっきり少なくなりました。
塾や習い事で忙しかったり、親御さんが心配して車で送り迎えしたりと、寄り道する暇もないのでしょうね。
子供たちはもうすぐ夏休み。
今、あれだけの休みが欲しいとは思いませんが(長期休暇を取ったら、きっと二度と社会復帰できない。。)、夏休みが始まる直前のワクワク感はもう一度味わいたいです。
予定があってもなくても、何か楽しいことが待っているような気持ちになれました。

夏を思うとき、色々な匂いが蘇ります。
雨が叩く草やアスファルトの匂い、田んぼの澱んだ水の匂い、プールの消毒用塩素の匂い。
昨夜の蚊取り線香の残り香、虫除けスプレーの匂い、スイカの匂い、かき氷のシロップの匂い。
シッカロールの匂い、お祭りの屋台の食べ物の匂い、花火の匂い。
ほかの季節よりも、匂いの記憶が鮮明なのは何故でしょう。
どの匂いも楽しげでワクワクするのに、どこか切ないですね。


グズグズした曇り空と湿った風が吹く日が続きます。
「降るならさっさと降れ!」と、空を見上げて悪態を吐いています。
九州地方などは被害が出る程の大雨なのに、こちらは雨不足の梅雨。
人の都合で変わる空模様ではないことぐらい重々承知していますが、それでももう少しだけ、優しくしてはくれないかなぁ。
カラッとした夏空が待ち遠しいです。
…と言った口で、梅雨が明ければきっと、暑い暑いと文句を言うのでしょう。
こんな不心得者ばかりだから、お天道様がへそを曲げるのかしら。


by bowww | 2016-07-22 08:39 | 身辺雑記


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